トイレの豆知識

トイレットペーパーの年間使用量は?【金額換算では?節約方法は?】

トイレットペーパーの使用量は?金額は?節約方法は?

毎日の生活の中で欠かせない存在になっているものの1つがトイレットペーパーではないでしょうか。

そのトイレットペーパー、1人あたり年間どのくらいの量を消費しているのでしょう。

今回は、トイレットペーパーの年間使用量、金額に換算したときにいくらになるか、節約方法などを解説していきます。

トイレットペーパーの年間使用量

トイレットペーパーの使用量に関しては、市場調査や消費者動向に関するデータや統計を専門にするドイツのStatista(スタティスタ)社がまとめています。

参考記事:The U.S. Leads the World in Toilet Paper Consumption

「アメリカが世界のトイレットペーパー消費をリードする」と題したこちらの記事に、主要国の1人あたりの年間トイレットペーパーの使用量が掲載されています。

このデータによると、1人あたりの年間トイレットペーパー使用量は次のようになっています。

アメリカ 12.7kg(141ロール)
ドイツ 12.1kg(134ロール)
イギリス 11.4kg(127ロール)
日本 8.2kg(91ロール)
オーストラリア 7.9kg(88ロール)
スペイン 7.3kg(81ロール)
フランス 6.4kg(71ロール)
イタリア 6.3kg(70ロール)
中国 4.4kg(49ロール)
ブラジル 3.4kg(38ロール)

データ出典:The U.S. Leads the World in Toilet Paper Consumption

生活習慣や環境の影響かわかりませんが、各国で使用量にバラツキがある中で、取り上げられている10カ国の中ではアメリカがトップ、日本は第4位となっています。

なお、レストルーム工業会の調査によると、1回あたりに使うトイレットペーパーの長さは平均0.8mとなっています。(出典:温水洗浄便座の使用とトイレットペーパー使用に関する実態調査結果

トイレットペーパー使用量の金額換算

トイレットペーパーの年間消費金額は?

では、このトイレットペーパーの使用量を金額で換算するとどの程度なのでしょうか。

日本で市販されているトイレットペーパーには、シングルやダブルなど様々なタイプがあるのでロール数で考えるのは実態に合わないと考えたので、タイプに依存しない重さで考えてみました。

調べてみると、Amazonの販売価格ベースだと、1kgあたりおおよそ300円くらいが目安になりそうです。

先ほどの調査にあった日本の年間トイレットペーパー使用量8.2kgに対して、家庭で使う量をおおよそ70%くらいとすると、5.74kgになります。

ここにトイレットペーパーの価格300円/kgを掛けると、1人あたり年間でトイレットペーパーにかかる金額は次のようになります。

年間でトイレットペーパーにかける金額(1人あたり)

5.74kg × 300円/kg = 1,722円

もし、1家庭の人数が4人だとすると、1家庭あたりでトイレットペーパーにかける年間の金額は次のようになります。

年間でトイレットペーパーにかける金額(4人家族の1家庭あたり)

1,722円 × 4人 = 6,888円

つまり、1家庭あたりの年間にトイレットペーパーにかける金額は約6,900円ということです。

トイレットペーパーを節約する方法

トイレットペーパーを節約する方法は、いくつかあります。

なるべく外で用を足す

外のトイレ

外で用を足す回数を増やせば、家でトイレットペーパーを使う量を減らせます。

しかし、トイレットペーパーを削減するためだけに、外で用を足すのも面倒かもしれません。

外に出たときに、ついでに外で用を足しておくくらいの感覚になると思うので、大きく節約できる方法ではありません。

同じ紙を折って繰り返し使う

トイレットペーパー

手にとった紙を使ったら、折りたたんで複数回使うなどすれば、トイレットペーパーの節約になります。

しかし、折りたためば折りたたむほど、利用できる面積が小さくなってしまいますので、誤って汚物が手につくリスクは高まります。

トイレットペーパーの節約にはなる方法ですが、必ずしも衛生的ではないかもしれません。

温水洗浄便座を使う

温水洗浄便座のシャワー

温水洗浄便座を使うことで、汚れをしっかり落とせば、トイレットペーパーの使用量を減らせる可能性はあります。

当社の独自調査の結果によると、温水洗浄便座を使っている人と、使っていない人で1回で使うトイレットペーパーの使用量に以下のような差が出ました。

温水洗浄便座を使っている人 0.77m
温水洗浄便座を使っていない人 1.05m

※温水洗浄便座を使っている人51人(男性39人、女性12人)、温水洗浄便座を使っていない人49人(男性31人、女性18人)に調査

当然個人差はありますが、温水洗浄便座を使うことで、1回あたりのトイレットペーパーの使用量を約30%減らすことが期待できるということです。

また、さらにトイレットペーパーの使用量を減らすために、温水洗浄便座についている乾燥機能を積極的に使っている人もいます。(一方で、乾くまでに時間がかかりすぎるという声も多数あります)

温水洗浄便座の乾燥機能については、以下の記事に詳細を書いていますので、あわせてご覧ください。

温水洗浄便座の乾燥機能の実態は?
ウォシュレットの温風乾燥機能は乾くのか?【実際に乾かした結果】※「ウォシュレット」はTOTO社の登録商標です。本記事の一部で使われる「ウォシュレット」は、一般的な温水洗浄便座の意味で使用しています。...

トイレットペーパー削減は環境保護にも貢献

トイレットペーパー節約と地球環境保護

トイレットペーパーの使用量を減らすことは、環境保護にも貢献できます。

全世界で1人あたりのトイレットペーパー使用量を仮に年間48ロール(先ほどの調査で中国と同等)として、世界の人口77億人を掛けると、世界の年間トイレットペーパー使用量は次のとおりになります。

世界の年間トイレットペーパー使用量

48ロール/人 × 77億人 = 3,696億ロール

トイレットペーパーは一部でリサイクル材料が使われているので、古紙利用率を60%(※)とすると、次のようになります。(※日本製紙連合会環境省の公開データを元に世界でも同率で使われていると仮定)

世界の年間トイレットペーパー使用量(パルプ紙ベース)

3,696億ロール × 40% = 1,478億ロール

1本の立木(直径14cm、高さ8m)から作られるトイレットペーパーは250ロールとされているので(イトマン株式会社ホームページより)、1,478億ロールを250で割ると、木の伐採本数を計算できます。

トイレットペーパーのために1年間で伐採される木の本数

1,478億ロール × 250ロール/本 = 約6億本

このように約6億本の木が世界でトイレットペーパーのために使われています。

世界の樹木は3兆本(出典:地球の樹木は3兆本、従来推定の約8倍 国際研究)あり、地球の森林エリアは4,000万km2と言われているので(出典:How much forest is there on the planet and at what rate is it disappearing?)、1km2あたりの木の本数は75,000本と計算できます。

先ほどの6億本を75,000本で割ると、トイレットペーパーのために1年間で消費される森林面積を計算できます。

トイレットペーパーのために1年間で伐採される森林面積

6億本 ÷ 75,000本/km2 = 8,000km2

これは日本で言うと、静岡県の面積(7,777km2)に相当する面積です。

つまり、世界でトイレットペーパーを使うのに、1年間で静岡県の面積分の森林が丸々消えて無くなっていることになるのです。

このように考えると、1人1人のトイレットペーパーの節約の積み重ねが、いかに巨大な森林保護につながるのかがわかるかと思います。

まとめ

トイレットペーパーの使用量に関するお話でした。

  • トイレットペーパーの年間使用量はStatista(スタティスタ)社の調査によると、日本では8.1Kgとなっている。
  • 家庭での使用量が全体の70%で4人家族とすると、トイレットペーパーにかかる金額は、年間で約6,900円になる。
  • トイレットペーパーの消費をおさえる方法として、外で用を足す、折りたたんで使う、温水洗浄便座を使うなどがある。温水洗浄便座は、乾燥機能によって紙を代替えできる可能性があるが、現状はその能力に不満を持っている人も多い。
  • トイレットペーパー削減は環境保護に貢献できる。世界の人がトイレットペーパーを1年間で使う量は、静岡県の面積分の森林に相当する。

当社では、トイレットペーパーの使用量を減らせる新しいトイレの形を提案しています。

詳細は、洗浄乾燥便座「X-TREME(エクストリーム)」のページをご覧ください。

ABOUT ME
中山 裕司
大手住宅設備メーカーにて15年間、国内外のトイレ商品の開発に従事。2019年に株式会社Water X Technologiesを設立し、独自に水回り商品を開発・販売しています。>>会社情報はこちら

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